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​Voice of Suzuri

すずりの聲~日付のないブログ~

すずりの聲~日付のないブログ~

  • 執筆者の写真: すずりもん
    すずりもん
  • 1月3日
  • 読了時間: 2分

更新日:2月25日


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 本サイトに移行してからブログの設置をしていなかった。ブログの無いサイトになってから早1年半が過ぎようとしていることになる。

 ブログというのはいささか厄介なもので、書きたいことがあるときは良いが、そうでないと更新間隔が空いてくる。すると義務感の裏返しだろうか、なんとも言えない罪悪感との戦いがはじまる。

 かつては書展結果の報告をブログの主な内容にしていたこともある。しかし、このサイトでは書展の結果はすでに賞歴にまとまっている。もっとも、当初からそうだったのだが、賞がどうのということを御託つきでブログで書くのはどうにも性分に合わないし、何より気が進まなかった。だから、半年もせずしてその種の話題をブログで取り扱うのはきっぱりやめた。無論、今後も書くつもりはない。

 かといって、ブログを書くためにわざわざ何かしらのネタを必死に探すというのも本末転倒だ。

 つまり、自分にとって理想なのは思い立ったときに気の向くまま更新できるブログなのだ。

 そんなブログをつくるとして、そもそもサイト主の邪魔になっているものはいったい何だろう。考えてみると明らかに心当たりがある。そうだ。日付けだ。サイト主にとって重荷なのは、つまるところ日付らしい。日付さえなければ更新頻度など気にならないし、更新したい日に好きなように更新できる。前の更新はいつだったか主自身が知らぬ存ぜぬなど、はたから見ればたいそう滑稽な話だろうが、ブログ主としてはなかなか愉快でもあるし、何より気持ちが軽い。

 幸いこのサイトは主が自身で立ち上げている。日付の表示をはじめ、余計なものを全て排除したブログを設置することは造作もない。むしろたやすくて歓迎なくらいだ。

 とはいえ、この試み、どのくらいしっくりくるかはやってみないと分からない。いつまで続くかも見当がつかない。とは言っても、書作品だってそうだ。構想段階では良さそうでも、存外仕上がりが期待通りでないこともあるし、作品を手掛けてはみたものの、どうにも形にならなくて一旦その作品の制作を打ち切ることもある。

 もっとも、サイト主にとってはサイトやブログがあって書作があるわけではない。それこそ本末転倒の極みだ。書作があってさらに「ひまがあれば」サイトやブログを管理する。その程度で十分だ。

 ということで、とりあえず試行錯誤を兼ねて、サイトに新たなブログを設置して自分自身との相性を見てみようと思う。

 ブログタイトルはこんなふうに決めた。「すずりの聲~日付のないブログ~」。

 
 

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